【定義】
全ての物の真実の、ありのままの姿のこと。平等の実在であり、常住不変の理法であるという。
【内容】
本来は仏の悟りの内容をなす本然の真実を意味しており、一如・実性・涅槃・無為なども、この異名とされている。鳩摩羅什の翻訳では、空の意義も含ませており、龍樹以降は強調されるようになった。大乗仏教では、諸法実相を説いて、小乗仏教の三法印に加えて、第四の実相印を説く。
特に禅宗では、諸法実相とは仏祖の現成、本来の面目であるとしながら、真如である実相を現実に引き付け、両者の相即を論じている。
全ての物の真実の、ありのままの姿のこと。平等の実在であり、常住不変の理法であるという。
【内容】
本来は仏の悟りの内容をなす本然の真実を意味しており、一如・実性・涅槃・無為なども、この異名とされている。鳩摩羅什の翻訳では、空の意義も含ませており、龍樹以降は強調されるようになった。大乗仏教では、諸法実相を説いて、小乗仏教の三法印に加えて、第四の実相印を説く。
特に禅宗では、諸法実相とは仏祖の現成、本来の面目であるとしながら、真如である実相を現実に引き付け、両者の相即を論じている。
しるべし、実相は嫡嫡相承の正脈なり、諸法は究尽参究の唯仏与仏なり、唯仏与仏は如是相好なり。 『正法眼蔵』「諸法実相」巻
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