【定義】
日本曹洞宗で用いる菩薩戒の内容。三帰・三聚浄戒・十重禁戒を合計して十六条戒(十六條戒・十六支戒)とする。
【内容】
本来、菩薩戒とは『瑜伽師地論』などの瑜伽戒系で説かれる三聚浄戒や、『梵網経』に説かれる十重禁戒・四十八軽戒?などが挙げられる。日本曹洞宗では天台宗の『授菩薩戒儀』などの影響を受けてか、十六条戒で良いとする(なお、黒谷にて相承されていた天台宗浄土系の戒の影響も指摘される)。しかし、道元禅師はこれこそがインドの釈尊以来代々の仏祖が受け嗣いできたものとしている。
日本曹洞宗で用いる菩薩戒の内容。三帰・三聚浄戒・十重禁戒を合計して十六条戒(十六條戒・十六支戒)とする。
【内容】
本来、菩薩戒とは『瑜伽師地論』などの瑜伽戒系で説かれる三聚浄戒や、『梵網経』に説かれる十重禁戒・四十八軽戒?などが挙げられる。日本曹洞宗では天台宗の『授菩薩戒儀』などの影響を受けてか、十六条戒で良いとする(なお、黒谷にて相承されていた天台宗浄土系の戒の影響も指摘される)。しかし、道元禅師はこれこそがインドの釈尊以来代々の仏祖が受け嗣いできたものとしている。
上来、十六条の仏戒、謂く三帰・三聚浄戒・十重禁戒。此の十六条戒、先仏の護持したもう所、曩祖の伝来したもう所なり。 『仏祖正伝菩薩戒作法』
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