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【定義】

出家した者が成仏するという考え方。道元禅師の成仏観の基本である。
三世十方諸仏、みな一仏としても、在家成仏の諸仏ましまさず。過去有仏のゆえに、出家受戒功徳あり。衆生得道、かならず出家・受戒によるなり。おほよそ出家・受戒の功徳、すなはち諸仏の常法なるがゆえに、その功徳、無量なり。聖教のなかに、在家成仏の説あれど、正伝にあらず、女身成仏の説あれど、またこれ正伝にあらず、仏祖正伝するは、出家成仏なり。 『正法眼蔵』「出家功徳」巻

【内容】

道元禅師は『正法眼蔵』「出家功徳」巻で、「出家成仏」を主張された。その際、「仏祖正伝」の説として開示されたため、具体的な典拠などは不明であるが、同巻が基本、釈尊の出家成仏の因縁を示しているため、釈尊に倣っていわれたことだと考えられる。

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