【定義】
「初めて
法輪を転ず」と訓じ、最初の
説法のこと。特に、
釈尊が
成道後に、鹿野苑で
五比丘を相手に
四諦・
八正道を説いて
教化した故事を指す。なお、釈尊は悟りを得た後、しばらく
衆生に法を説くことを躊躇したが教えを説いた。
仏教は、仏の説法があって初めて成り立ち得るということで、初転法輪は仏教史上極めて重要な出来事であるといえる。
八相成道の1つに数えられる。
元亨四年甲子三月三日、法座鉞立す。己丑日、予、六合の日なり。仏、鹿野苑に在して、初転法輪するの日なり。 『洞谷記』
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