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【定義】

禅宗の叢林では、季節でその時間は異なるが、僧堂を守る直堂が、僧堂の中から、小刻みに鈴を鳴らしながら山内の廊下を走り回り、各寮の者の起床を促すことを振鈴という。
四更三点を初として、行者振鈴巡廊してよし。諸寮は鈴を聞て、起て点灯す。 面山瑞方『洞上僧堂清規行法鈔』巻1「僧堂日分行法次第」

【内容】

両祖の時代は、この「振鈴」に該当する鳴鐘は無かったものと思われる。起床のタイミングについては、以下のように簡潔に示されている。
後夜に首座寮前の板の鳴るを聞かば〈此の板、或いは三更の四点、五点、或いは四更の一点、二点、三点、各おの住持人の指揮に随って鳴らす〉、大衆、軽身にして起きよ。卒暴なるべからず。尚お留まって睡臥して大衆に無礼なることを得ざれ。 『弁道法

このように、起床のタイミングは、首座寮前の「板」であった。なお、瑩山禅師の教えもまた、「振鈴」ではない起床のタイミングを指示している。
首座は、先に起きて、枕子を畳んで之を鳴らす。大衆、之を聞きて一時に起き、打坐す。 『瑩山清規』「日中行事」

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