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【定義】

新たに叢林掛搭した僧のこと。新入り、新参の僧。対義語は古参

【内容】

本来禅宗では、解間行脚して、別の叢林に移動することを基本としていた。よって、「新到」の語も現在とは若干意味を異としており、「新たに叢林に掛搭した者」の意味であった。初心者は「新戒」の語が該当していた。現在では行脚の制度が希薄化し、生涯一叢林にしか行かない者も多いため、新到=初心者の意味になってしまっている。この問題は、合わせて「見掛け戒臘」項を参照いただくと良いだろう。
及び将に新到の戒臘をもって、侍者知事頭首及び掛搭の本寮に報せよ。貴くは、戒臘の次第を知るべし〈新到某は上の坐、某新戒は其の下に在り〉。 『永平寺知事清規』「維那」項

以上のことからも、道元禅師は新到と新戒とで扱いを分けていることが理解出来よう。

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