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【定義】

三乗の一。声聞乗のこと。元々の意味は、教えを聞く修行僧のこと。仏弟子。しかし、転じて自らの覚りのみに関心を持つ者として、大乗仏教では否定された。

【内容】

大乗仏教では、自己の覚りのみを求め、仏の教えを聞き、その声によって初めて修行する弟子を否定して「声聞」と呼ぶ。この者は、長い長い時間を掛けて修行して阿羅漢の位に達する。四向四果の聖者であり、四諦を観じることを主要な修行としている。

道元禅師は、大乗仏教の伝統的見解に従い、声聞については「小乗」として否定する見解を持たれている。
大耳三蔵の、国師をしらざるを証拠として、声聞縁覚人小乗のともがら、仏祖辺際をしらざる道理、あきらかに決定すべし。国師の、三蔵を叱する宗旨、あきらめ学すべし。 『正法眼蔵』「他心通」巻

ただし、『正法眼蔵』の別の巻では、仏祖正伝してきた「正法眼蔵」の事実として「声聞乗」「縁覚乗」という二乗を再解釈して、評価している箇所がある。
一者声聞乗 四諦によりて得道す。四諦といふは苦諦?集諦?滅諦?道諦?なり。これをきき、これを修行するに、生・老・病・死を度脱し、般涅槃究竟す。この四諦を修行するに、苦・集は俗なり、滅・道は第一義なりといふは、論師見解なり。もし仏法によりて修行するがごときは、四諦ともに唯仏与仏なり、四諦ともに法住法位なり、四諦ともに実相なり、四諦ともに仏性なり。このゆえにさらに無性無作等の論におよばず、四諦ともに総不要なるゆえに。 『正法眼蔵』「仏教」巻

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