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【定義】

卍海宗珊が、卍山道白の『禅戒訣』に対し行った註釈書。全3巻、宝暦13年(1763)後序刊。

【内容】

本書の内容は、宗門所伝の菩薩戒に関する議論の端緒を付けた卍山道白の『禅戒訣』に対し、その法系に連なる卍海宗珊が、註釈したものが『禅戒訣註解』である。その際、広く経論の所説や、如山道住の『禅戒決疑篇』などの説を援用しながら註解した。

永平寺43世央山密厳が付した本書の序によると、宝暦3年には成っていたと考えられている。

テキストは『曹洞宗全書』「禅戒」巻にて見られる。

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