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【定義】

大いなる比丘。具体的には、阿羅漢果?を得た比丘ともされる。
大比丘とは、義、乃ち多種なり。今は但だ煩悩を断じ尽くして、羅漢を得た者を取りて、以て之れを大比丘と為す。 『金剛仙論』巻1

なお、道元禅師には以下の用例がある。
しかあるに、不聞仏法の愚痴のたぐひおもはくは、われは大比丘なり、年少の得法を拝すべからず、われは久修練行なり、得法の晩学を拝すべからず、われは師号に署せり、師号なきを拝すべからず、われは法務司なり、得法の余僧を拝すべからず、われは僧正司なり、得法の俗男・俗女を拝すべからず、われは三賢十聖なり、得法せりとも比丘尼等を礼拝すべからず、われは帝胤なり、得法なりとも臣家・相門を拝すべからず、といふ。かくのごとくの痴人、いたづらに父国をはなれて、他国の道路に跉跰するによりて、仏道を見聞せざるなり。 『正法眼蔵』「礼拝得髄」巻

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