曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

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【定義】

現行『行持軌範』では「臨時行持」に数えられる行持であり、曹洞宗寺院檀信徒のために行われる法要のことで、主に先祖供養(死者供養)を目的とした内容である。寺院本堂で行う場合と、施主家自宅にて行う場合とが指摘されている。なお、一般的には「法事」「上げ法事」などの名称も用いられる。

【内容】

檀信徒法要作法として立項されている内容を具に見ていくと、以下の通りである。

殿鐘三会
・大衆上殿
・両序分班対立
七下鐘導師上殿?
・進前焼香
本尊上供
拈香法語
祠堂檀那諷経?正忌回向?
檀越先亡累代諷経?総回向?
・導師退殿

なお、この内、正忌回向や総回向の代わりに、施主家の希望に応じて、施食会歎仏会?観音懺法?などを修行しても良いとされる。また、施主家にて行う場合も、差定は本尊上供・正忌回向・総回向を基本としており、その内、正忌回向・総回向を施食会・歎仏会・観音懺法などに代えて良いことも同じである。

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