【定義】
地下にある牢獄の意味であり、苦しみが極まった世界。現世に
悪業をなしたものが、死後その報いを受ける場所。
【内容】
三悪道・
五趣?・
六道・
十界の一であり、
経論によっては様々な違いがあるが、無間・八熱(八大)・孤独などの地獄があり、その八大地獄の一つ一つには、さらに十六小地獄があり、これらは閻浮題の下二万
由旬のところにあるという。この地獄にあっては、筆舌に尽くしがたい苦しみを受ける。例えば、恵心僧都源信の『往生要集(上)』の冒頭には、地獄についての詳細な記述などがあり、
浄土信仰を促進する一因にもなった。
かくのごとき等の苦、つぶさに述すべからず。 『往生要集』
コメントをかく