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【定義】

仏道修行を積み、徳行が高く、年長なる出家修行者への通称。或いは修行者全般への敬称。具寿とも。
現在の日本曹洞宗では、首座和尚を指すことがある。

【内容】

)寨茲離汽鵐好リット語では、「長寿な人」「敬われるべき人」の訳語が「長老」であり、大徳や尊者などとも訳される。ただし、原義には「齢を持つ人」という意味があって、これならば若い人も当たるともされている。現在の日本仏教では、各宗派によって「長老」の意味する内容が異なっている。また、近年日本で伸張している上座部仏教を「テーラワーダ」と呼ぶが、その「テーラ」はパーリ語の[thera]である。これもまた、「長老」を意味し、別に「上座」とも訳す。

禅宗では、百丈懐海が長老の定義を行っている。そこでは、従来のインド的な意味が保持されているように思われる。
凡そ道眼を具え、尊するべきの徳有るは、号して長老と曰う。西域の道高く臘長きを須菩提等と呼ぶ等の謂いが如くなり。 『禅門規式

現在の日本曹洞宗では立職を終えた首座を長老と呼ぶ。道元禅師は一寺の住持やそれに相当するような者を指していう。しかし、あくまでも立場をもって長老と号すのであって、内容的には良い場合と悪い場合がある。
然ば即住持長老として衆領たりとも、弟子の非をただしいさめんとて呵責の言を不可用。以柔和言いさめすすむとも、可随は可随なり。 『正法眼蔵随聞記』巻4-6

なお、道元禅師は「長老」を、その辺のどうしようもないような僧侶、という程度の意味で用いる場合が殆どである。
しかのごとくのともがら、仏祖道取せる実相は、仏祖の道なり、仏祖の道にあらずともしるべからず。このゆえに二三百年来の長老杜撰のともがら、すべて不見道来実相なり。 『正法眼蔵』「諸法実相」巻

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