【定義】
六知事の一で、維那に同じ。僧堂を司り、指導の責任を持つことから、堂司という。なお、維那の居室である維那寮を指すこともある。堂司に就く行者を堂司行者といい、堂行と略す。
面山瑞方師は『考訂別録』巻6にて、江戸時代当時に、この堂司という役職と維那とが分離されていた問題点を指摘している。
ここからは、維那に付き添っていることなどから、堂司が今の堂行のような役割をさせられていたことになろう。
六知事の一で、維那に同じ。僧堂を司り、指導の責任を持つことから、堂司という。なお、維那の居室である維那寮を指すこともある。堂司に就く行者を堂司行者といい、堂行と略す。
維那の時大悟せし例。 温州龍翔の竹菴士珪禅師は、仏眼清遠和尚に嗣ぐ。師、始めて龍門に登り、即ち平時の所得を以て仏眼に白す。眼曰く、汝が解心、已に極まる、但、著力開眼を欠く耳と。遂に堂司に職たり。 『知事清規』「維那」項
面山瑞方師は『考訂別録』巻6にて、江戸時代当時に、この堂司という役職と維那とが分離されていた問題点を指摘している。
今時の規矩に、東序の中に、堂司と云て、維那につきそひ、木魚たたくことを掌る。これは大きなるとりちがへなり。堂司とは維那なり。僧堂の司ゆへに堂司といふ。 「諸職法考訂」
ここからは、維那に付き添っていることなどから、堂司が今の堂行のような役割をさせられていたことになろう。
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