【定義】
剃髪式、剃度式とも。落髪して世間の恩愛を断ち、戒を受けて、真実無為なる仏道に帰入するための儀式。出家の儀。
【内容】
日本曹洞宗では、道元禅師が嘉禎3年(1237)結制の日に示された『出家略作法』を用いることになっていたが、あまり流布せず、天正年間に鱗雄が授かった写本を、後に面山瑞方師が入手して、永平寺の蔵書と対照して校訂し、『永平得度略作法』として延享元年(1744)8月に刊行した。しかし、この作法書については、逆水洞流が『得度或問弁儀章』を著して問題点を指摘している。
【差定】
現在の曹洞宗で用いられる『行持軌範』では、「第二編 臨時行持」に「第一章 得度式作法」として、その差定・準備物などを掲載されており、以前は「出家得度式作法」「寺族得度式作法」「在家得度式作法」となっているが、現在(2016年5月現在)は「出家得度式作法」のみがあって、出家する者への得度の作法である。
●出家得度式作法
殿鐘三会?大衆上殿
本師上殿
上香普同三拝
洒水
受者上殿?
奉請
礼讃文?
剃髪
授直綴?
安名
授坐具衣鉢?
授菩薩戒法
懺悔
三帰戒
三聚浄戒
十重禁戒
血脈授与
回向
処世界梵
普同三拝
散堂
●寺族得度式作法(ただし現在は用いずに寺族安名親授式となっている)
殿鐘三会寺族就位
戒師大擂上殿?
上香普同三拝
剃度式文
十仏名
剃髪
授絡子?
懺悔文
授戒(洒水)
血脈授与
回向
垂示
謝拝
普同三拝
退堂
剃髪式、剃度式とも。落髪して世間の恩愛を断ち、戒を受けて、真実無為なる仏道に帰入するための儀式。出家の儀。
【内容】
日本曹洞宗では、道元禅師が嘉禎3年(1237)結制の日に示された『出家略作法』を用いることになっていたが、あまり流布せず、天正年間に鱗雄が授かった写本を、後に面山瑞方師が入手して、永平寺の蔵書と対照して校訂し、『永平得度略作法』として延享元年(1744)8月に刊行した。しかし、この作法書については、逆水洞流が『得度或問弁儀章』を著して問題点を指摘している。
【差定】
現在の曹洞宗で用いられる『行持軌範』では、「第二編 臨時行持」に「第一章 得度式作法」として、その差定・準備物などを掲載されており、以前は「出家得度式作法」「寺族得度式作法」「在家得度式作法」となっているが、現在(2016年5月現在)は「出家得度式作法」のみがあって、出家する者への得度の作法である。
●出家得度式作法
殿鐘三会?大衆上殿
本師上殿
上香普同三拝
洒水
受者上殿?
奉請
礼讃文?
剃髪
授直綴?
安名
授坐具衣鉢?
授菩薩戒法
懺悔
三帰戒
三聚浄戒
十重禁戒
血脈授与
回向
処世界梵
普同三拝
散堂
●寺族得度式作法(ただし現在は用いずに寺族安名親授式となっている)
殿鐘三会寺族就位
戒師大擂上殿?
上香普同三拝
剃度式文
十仏名
剃髪
授絡子?
懺悔文
授戒(洒水)
血脈授与
回向
垂示
謝拝
普同三拝
退堂
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