曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

読み方は「なっしょ」。この用語は元々「年貢を納める場所」或いは「年貢を納めること」を意味していた。そして、その仕事を掌る役人のことも、納所と呼んでいたが、これが転じて、禅宗寺院で、金銭の出納や、荘園からの年貢米を扱う仕事をする場所・役僧を、納所というようになった。現在でも、自分の僧籍地ではない寺院に住み込みで働く僧侶を、納所さんなどと呼ぶ言葉に残る。
一日、了心庵に於て去僧云、此比丹波にて、何某和尚に、近里より亡者引導を頼み来る時に、和尚納所に命ず。 『驢鞍橋』巻下80則

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