日本曹洞宗に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々を簡潔に示しています。日本曹洞宗に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

元々福井県福井市成願寺町に所在したとされる、日本達磨宗の寺院。義介禅師出家した場所として知られる。なお、江戸時代に前田家の庇護を受ける形で石川県金沢市内に移転され、真言宗寺院となった。

【内容】

元々は、神亀年間(724〜9)に白山を開いた泰澄が、現在の福井市成願寺山の麓に建てた寺であるという。麓には足羽川が流れ、洪水になると堂舎に波が着いたことから「波著寺」と号したという。中世鎌倉期には、日本達磨宗の一流が入っていたとされる。
先師、加州大乗寺開山和尚、諱は義介、越州の人。俗姓は藤氏、利仁将軍の遠孫なり。十三にして同国の波著寺・懐鑑上人を礼して剃髪し、叡山に上りて受戒す。 『洞谷伝灯院五老悟則并行業略記』「義介禅師」章

このように、越前出身の義介禅師は、波著寺の懐鑑を礼して出家したことが分かる。そのためか、同寺に関する伝承が、曹洞宗内に伝わっている。
波著寺に置給物は、一涅槃像、一十六善神畫像、一伝灯録一部、一鉄鉢。一虎掀の拄杖。此拄杖と十六善神は盗人取り今はなし。 古写本『建撕記』

特に、「虎掀の拄杖」は、道元禅師に係る伝承の「弾虎?の図」に因むものであり、よって、波著寺に対しても、何らかの宝物伝付が行われたことが分かる。なお、地元には道元禅師が越前に入った初日に、同寺に宿泊したという伝承があるとされるが、古伝には一切確認出来ないことである。

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