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【定義】

禅宗の僧侶が用いる仏具の1つ。他には、拄杖?如意扇子、など。

【内容】

獣毛などを束ね、これに柄を付けて蚊やアブを払うのに用いたものである。なお、払子はもともと蚊などの虫に苦しめられていた比丘のためにブッダが用いることを許した。

後の世では、仏事法要に際して導師が用い、また秉払という行持もあるが、それは払子が仏法の働きを意味すると考えられているからである。払子が仏法を示すことになった一因に、道元禅師の上堂に以下のような用い方がある。
上堂に、百丈野狐の話を挙し了って云く「将に為えり、胡鬚赤と、希に赤鬚胡有り。不落と不昧と、因果更に因果なり」と。諸人、因を知り果を識らんと要すや、也、無や。払子を挙して云く「看よ看よ、因果歴然なり」と。払子を擲下して下座す。『永平広録』巻1−62上堂

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