【定義】
面山瑞方師が記した、仏祖の大戒について疑義を挙げ、問答を展開する著作。全1巻、延享4年(1747)自序。現在このテキストは『曹洞宗全書』「禅戒」巻で見ることが可能である。
【内容】
この著作は、面山禅師が、延享4年10月に自序を撰し、『仏祖正伝大戒訣』に付して印刻したものである。しかし、同書の序文は、延享5年2月に撰述されているため、それ以降に刊行されたと考えられている。
面山禅師は自ら、本書を著した理由として、『仏祖正伝大戒訣』の所説に対し賛否両論があって、種々の質疑が呈せられたので、これに答えて真意を吐露したとされる。全編32条の問答と、総結の文から成っており、伝戒・戒相・戒体・戒義など、仏祖の大戒に関する主要な問題が論じられている。なお、「或問」とは、「或る人の問いに答える」という文章形式で書かれた書物に付けられる定型的な書名、議論文。
面山瑞方師が記した、仏祖の大戒について疑義を挙げ、問答を展開する著作。全1巻、延享4年(1747)自序。現在このテキストは『曹洞宗全書』「禅戒」巻で見ることが可能である。
【内容】
この著作は、面山禅師が、延享4年10月に自序を撰し、『仏祖正伝大戒訣』に付して印刻したものである。しかし、同書の序文は、延享5年2月に撰述されているため、それ以降に刊行されたと考えられている。
面山禅師は自ら、本書を著した理由として、『仏祖正伝大戒訣』の所説に対し賛否両論があって、種々の質疑が呈せられたので、これに答えて真意を吐露したとされる。全編32条の問答と、総結の文から成っており、伝戒・戒相・戒体・戒義など、仏祖の大戒に関する主要な問題が論じられている。なお、「或問」とは、「或る人の問いに答える」という文章形式で書かれた書物に付けられる定型的な書名、議論文。
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