【定義】
仏陀が説法の時に行う巧みな手だて、方法。優れた教化方法。
衆生を導く手段。真実に対する仮の方法。特に、『法華経』では、この「方便」の概念が強調されており、開権顕実の教えを説く「方便品」では、
三乗が
一乗のための方便であるとされ、
法身常住の教えを説く「如来寿量品」では、そもそも
如来の
出世や
入滅が全て方便であるとする。なお、方便がそのまま真実であるとする主張も見られる。
開方便門といふは、示真実相なり。示真実相は蓋時にして、初中後、際断なり。その開方便門の正当開の道理は、尽十方界に開方便門するなり。 『正法眼蔵』「諸法実相」巻
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