つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

又其法系、寺に付て人に付ざるゆへ、若し他山の請に応ずる時は、今までの法脈を以て、前住の師に反し、新に移住する寺の法脈を以て、亦其の前住に受る習ひなれば、作（ママ）日の本師なる者、今日は不相識となり、其の法義におひて猶を秦人の越人の肥瘠を見るが如し。　『宗統復古志』

第三四日の行法、まえのごとし。もしまた衆の中に伝戒の長老は、侍者寮に来らしめ、預め法脈と儀軌とを台上におき、前に香をたておく。法脈の絹地と儀軌をかく折簡や、そろえて付す。某甲ひと法脈に向て三拝し退く。侍者より法脈・儀規のかきよう、よくよく指南すべし。　指月慧印禅師『開戒会焼香侍者指揮』