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【定義】

「磬(けい)」は中国古代の体鳴楽器で、「ヘ」の字形をした石(あるいは玉や銅のことも)製の板を吊り下げ、バチで叩いて音を出すものであった。曹洞宗では金属製の「かね」のことを指すが、特に何らかの器具(褥子など)に支えられ、棓で打つ法具を指す。「磬子」と総称されるが、「子」は名詞に付く接尾辞である。その大きさから、大磬?小磬?、あるいは形状から「手磬」、役割から「引磬?」などの名称が存在している。

【現行の「鏧子」表記について】

現行の『行持軌範』では、「磬子」を「鏧子」と表記している。しかし、これは誤記といえる。そもそも「鏧」の字は、「ロウ」と読み、「鏧鏧」で「鼓が鳴る音」を形容しているとされる。古来より、主たる清規関係は、全て「磬子」と表記しているのに、明らかな誤記である「鏧子」表記が用いられた経緯については、以下の通りである。

明治期に編まれた『洞上行持軌範?』およびその増補の大正期同軌範は「磬子」である。戦後最初の『昭和改訂曹洞宗行持軌範』(昭和25年)でも「磬子」表記であったが、昭和42年に刊行された『昭和訂補曹洞宗行持軌範』で「鏧子」表記となり、現在に至る。

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