【定義】
�‥袈�や空中を表す言葉であるが、広大無辺の空間が、一切の存在を包容して障害とならないことを称した言葉。悟りを意味する。
��虚しいこと。空無、虚無。
��道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では77巻、75巻本では70巻。寛元3年（1245）3月6日、大仏寺にて学人に示された。
【内容】
道元禅師は、仏祖及びその言葉とは虚空が現実化した存在であるとされる。
そこで、その虚空としての仏祖の存在を、石鞏慧蔵・天童如浄・西山亮座主・婆修盤頭尊者などの言葉を引用しながら明らかにされようとする。虚空とは、�△琉嫐�で取られることで、ただの虚無であり、一切の活動も何もない状況ばかりが強調されるが、道元禅師はまさに、虚空であるからこそ、一切の存在は活き活きと活動するとされる。
そして、このような一切の存在を現成せしめるが故に、虚空とは正法眼蔵に他ならないとされる。
�‥袈�や空中を表す言葉であるが、広大無辺の空間が、一切の存在を包容して障害とならないことを称した言葉。悟りを意味する。
��虚しいこと。空無、虚無。
��道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では77巻、75巻本では70巻。寛元3年（1245）3月6日、大仏寺にて学人に示された。
【内容】
道元禅師は、仏祖及びその言葉とは虚空が現実化した存在であるとされる。
仏祖の道現成、おのれづから嫡々するゆえに、皮肉骨髄の渾身せる掛虚空なり。
そこで、その虚空としての仏祖の存在を、石鞏慧蔵・天童如浄・西山亮座主・婆修盤頭尊者などの言葉を引用しながら明らかにされようとする。虚空とは、�△琉嫐�で取られることで、ただの虚無であり、一切の活動も何もない状況ばかりが強調されるが、道元禅師はまさに、虚空であるからこそ、一切の存在は活き活きと活動するとされる。
虚空をもて思量を現成し、不思量を現成せり。有師智をなし、無師智をなす。生知をなし、学而知をなす。ともに虚空なり、作仏作祖おなじく虚空なるべし。
そして、このような一切の存在を現成せしめるが故に、虚空とは正法眼蔵に他ならないとされる。
かくのごとくの虚空、しばらくこれを正法眼蔵涅槃妙心と参究するのみなり。
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