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【定義】

江戸時代の学僧、面山瑞方が記した経行法の作法書、及びその註釈。元文4年(1739)に刊行された、全1巻。

【内容】

面山師は、道元禅師の『普勧坐禅儀』に、経行法が詳しく説かれていないことから、それを補完するために『経行軌』を編んだ。いわば、坐禅経行とが動静不二の大法であることを明らかにしたものといえよう。さらに、門弟達の求めで、若狭空印寺で、『経行軌』の典拠を上げて解説・註釈したのが『経行軌聞解』である。同著は、弟子の慧中が筆録し、編集・上梓した。「経行」項も合わせて参照のこと。現在では、『曹洞宗全書』「注解四」巻にて、そのテキストを見ることができる。

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