【定義】
五蓋煩悩ともいうが色界での四禅定への精神統一を妨げる5つの煩悩。貪欲(むさぼること)・瞋恚(怒ること)・惛眠(眠ること)・掉悔(のぼせること)・疑(うたがうこと)を指す。また、道元禅師の師である如浄禅師は、これに無明(仏道の智慧が無いこと)を加えて六蓋とする見解を示しており、只管打坐こそがこれら五蓋(六蓋)を除き、五欲を離れる方法として優れているとしている。
五蓋煩悩ともいうが色界での四禅定への精神統一を妨げる5つの煩悩。貪欲(むさぼること)・瞋恚(怒ること)・惛眠(眠ること)・掉悔(のぼせること)・疑(うたがうこと)を指す。また、道元禅師の師である如浄禅師は、これに無明(仏道の智慧が無いこと)を加えて六蓋とする見解を示しており、只管打坐こそがこれら五蓋(六蓋)を除き、五欲を離れる方法として優れているとしている。
堂頭和尚慈誨して曰く、仏祖の児孫は、先ず五蓋を除き、後に六蓋を除くなり。五蓋に無明蓋を加えて、六蓋と為すなり。唯だ、無明蓋を除いて、即ち五蓋を除くなり。五蓋を離るると雖も、無明蓋未だ離れざれば、未だ仏祖の修証に到らざるなり。 『宝慶記』第29問答
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