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【定義】

甘露門』の「毘盧舎那一字心水輪観陀羅尼」の次に詠まれる偈文で、行者金剛合掌し、五如来の名を念じて、仏の威光をもって、一切の餓鬼の無量の罪を滅し、無量の福を生じて、素晴らしい姿を得て、恐怖を無くし、飲食物を得る時には、全て甘露の素晴らしい食事に変じさせてしまい、速やかに苦しみの身体を離れて、浄土に生じさせるものである。
金剛合掌し、此の如く、五如来の名を称念する故に、仏の威光を以て加被し、能く一切の餓鬼等、無量罪滅・無量福生・妙色広博を得、無怖畏を得、得るところの飲食、変じて甘露美妙の食となり、速やかに苦身を離れ、浄土に生天せしめることを観ず。 面山施餓鬼作法

なお、ここで詠まれる五如来とは、次の通りである。

・多宝如来
・妙色身如来
・甘露王如来
・広博身如来
・離怖畏如来

ただし、面山は、各清規の考証の結果として、名前が違う五如来のことも指摘している。大施食会では、三遍読誦され、この間に両班は順番に施食棚に向かって出班焼香を行う。「発菩提心陀羅尼」に続く。

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