【定義】
畔上楳仙禅師が
住持を勤めていた
大本山總持寺で、明治21年に刊行された
太祖・
瑩山紹瑾
禅師の一生涯をまとめた絵伝。底本となっている伝記は、かなり新しいものと思われ、しかも58歳示寂説である。江戸時代に度々刊行された
道元禅師の絵伝に対抗して出されたとされている。
檀信徒に絵解きで瑩山禅師伝を開示しようとしたものである。下絵は松下尚悦氏、版木は市川鎌次郎氏の刻である。なお、現在、この版木は焼失しているとのこと。詳しい画像は、『禅の風』第37号(曹洞宗宗務庁、2011年)で見ることが可能。
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