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【定義】

江戸時代の学僧面山瑞方禅師による『参同契』への提唱録。一般的には『参同契吹唱』と呼称されるが、詳しくは『石祖参同契吹唱提綱』である。面山禅師の法嗣である衡田祖量禅師の跋文に依れば、明和4年2月には稿がなっており、また、本書版本に依れば同年秋には面山禅師の序が付され、『面山年譜』に依れば同年秋に板がなったという。同年中には柳枝軒から出版され、明治年間には貝葉書院から再版本が出ている。現在は、『続曹洞宗全書』「注解二」巻に収録されており、容易に閲覧可能。

【内容】

面山禅師による『参同契』への提唱録であり、『面山年譜』に依れば出版の同年に若狭国遠敷郡日笠村・正明寺で行われた冬安居で授戒会を開いた際に『参同契吹唱』を講じたという。

また、本書には更に、門人の斧山玄鈯禅師による『参同契吹唱聞解』が著されている。

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