【定義】
臨済宗妙心寺派の無著道忠が著した、
小叢林にて行う
清規を略述したもの、『小叢林清規』。貞享元年(1684)序刊、全3巻。
【内容】
第一の通用清規には、
進退・起坐・
住持・
衆僧・
侍香・供給・
威儀・称呼・唄器の9項目、そして第二の日分清規には、毎朝・午・夕の課経各種諷経など18項目、第三の月分清規には、各月期節に因む特殊な行持31項目、第4の臨時清規には、得度儀規・相看茶礼など25項目が挙げられている。下巻には、41種の回向文と64種の図式が示されており、『
諸回向清規』とともに、現在の臨済宗諸派には大きな影響を与えている。
現在では『大正蔵』巻81で見ることが出来る。
コメントをかく