【定義】
僧堂と
後架の間にある廊下のこと。一宇の堂としても用いることがあり、大きな
僧堂では後門と後架の間が暗くなってしまうため、屋根を高く造り、天窓などを設けて採光したことから「照堂」という。
祖師堂について、「
昭堂?」という言い方をするが、これとは関係がない。
また、本来照堂は通路であるが、ここに椅子を設けて、
住持に代わり
立僧首座が説法をすることがある。
五月廿五日、梅雨霖霖として、草屋漏滴す。因みに山僧入堂坐禅するに、照堂と雲堂と、両屋の簷頭、平地に波瀾を起こす。清浄海衆、進歩退歩、中間に兀立す。 『永平広録』巻8−法語6
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