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【定義】

湯を沸かして茶を入れること。特に茶礼に於いて、茶を入れて供養し、諷経する儀式を指す。道元禅師は『正法眼蔵』「安居」巻にて、結夏の前(4月13日)と、解夏の前(7月13日)の斎罷に、衆寮にて、その寮舎に属する修行僧が寮主を中心に煎点諷経を行うよう定めている。
四月十三日の斎罷に、衆寮の僧衆、すなはち本寮につきて煎点諷経す。寮主、ことをおこなふ。点湯焼香、みな寮主これをつとむ。寮主は、衆寮の堂奥に、その位を安排せり。寮首座は、寮の聖僧の左辺に安排せり。しかあれども、寮主、いでて焼香行事するなり。首座知事等、この諷経におもむかず、ただ本寮の僧衆のみ、おこなふなり。維那、あらかじめ一枚の戒臘牌を修理して、十五日の粥罷に、僧堂前の東壁にかく、前架のうへにあたりてかく、正面のつぎのみなみの間なり。清規に云く、堂司預め戒臘牌を設け、香華供養す。〈僧堂前に在りて之を設く〉 「安居」巻

さらに、解夏の前についての指示は下記の通り。
解夏。七月十三日、衆寮煎点諷経、またその月の寮主、これをつとむ。 「安居」巻

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