曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

曹洞宗宗務庁?の旧・教育部が1952年(昭和27)に刊行した書籍で、同じく宗務庁刊『仏教読本』と対になる。インド・中国・日本に於ける禅宗の起源と発達変遷を述べ、更に日本文化の影響にまで論及したもの。一般教養を深め、更に、曹洞宗で運営する諸学校・僧堂に於ける「宗乗指定教科書」として発行されている。執筆者は増永霊鳳師であった。現在は先の『仏教読本』と合わせて、1967年より刊行された『仏教読本』に発展的統合されたものと思われる。

【内容】

内容は、第一課から第十五課までとなっている。これは、全15回程度の授業を目安にしていたのであろう。

第一課 禅の起源
第二課 釈尊の禅
第三課 禅の種類
第四課 達磨とその弟子
第五課 禅宗の成立
第六課 五家の発展(一)
第七課 五家の発展(二)
第八課 禅の変遷
第九課 禅の日本伝来
第十課 道元禅師
第十一課 瑩山禅師
第十二課 日本臨済宗の発展
第十三課 日本曹洞宗の発展
第十四課 禅と日本文化
第十五課 禅の生き方

各課では、末尾に祖師の語句を入れ締めくくるようにするなどしており、ただの概論書に止まらず、深く参究されるようになっている。

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