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【定義】

江戸時代日本曹洞宗が輩出した学僧。損翁は号であり、名は宗益。

生没年:慶安2年(1649)〜宝永2年(1705)
出身地:山形県
俗姓:青木氏

【略歴】

慶安2年12月27日に、出羽国米沢で生まれた損翁師は、12歳の時の出家得度し、禅林寺の蘭州や、館山寺の要山に就いて参究し、後に江戸に上って諸方の尊宿尋師訪道した。

加賀国大乗寺月舟宗胡や卍山道白も尋ね、その後に仙台の泰心院の可山洞悦に就いて嗣法した。元禄10年(1697)には泰心院の住持として入っている(8世)。後に、江戸の学寮にて学人を接化していた際、面山瑞方が尋ねてきたため弟子にし、仙台にまで連れて行った。面山は後に損翁から嗣法している。

宝永2年6月24日遷化している。世寿は57歳、法臘は45歳。

【主な著作】

弟子である面山は、生前の損翁の言葉を記して『見聞宝永記』を著し、様々な言葉は『三陽損翁益大禅師略録』(一巻)などが残されている。また、『坐禅箴弁話』がある。

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