【定義】
卍山道白が撰し、弟子の
三洲白龍が編集した著作。詳しくは『卍山和尚対客閑話』という。全1巻、正徳5年(1715)刊行。
【内容】
この著作は、
卍山が、或る禅客の疑問17條に答えたものであり、
禅戒の意義に対する内容や、
信心・
布施・
受戒などの問答が行われている。文体は、平易な漢文で書かれ、広く敷衍させるのを目的にしたと思われる。現在であれば『
曹洞宗全書』「
禅戒」巻にて見ることが出来る。また、後に石雲
融仙が、この著作を批判して『
叢林薬樹』を著している。
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