【定義】
六道・
十界の一。牛や馬などの哺乳動物を指したり、鳥や魚を含めていうこともある。また、
人間に捕らわれ養われる者の意。
【内容】
生前に
悪業の多い者は、死後、畜生に生まれるという。性格が愚かで、貪欲・淫欲を強く持ち、父母や兄弟の別なく害しあい、苦しみが多く楽の少ない生き方とされる。
総じて論ずれば、三を出でず。一は鳥類、二は獣類、三は虫類なり。かくのごとき等の類、強弱あひ害す。もしは飲、もしは食、いまだかつてしばらくも安らかならず。昼夜のうちに、つねに怖懼を懐けり。 『往生要集(上)』
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