【定義】
道元禅師が冬至に記したとされる祈願の法語である。
【内容】
面山瑞方は『訂補建撕記』にて、「摂州浪華天満の天徳寺之室中にも、冬至の大吉あり、字数七十有八」と記録されているものの、原本は伝わっていない。しかし、寛政3年(1791)に天徳寺11世の白如明庵が石版刷りによって、縁故の者に分配したものが大阪府池田市内の正福寺に所蔵されている。
道元禅師は自らを「希玄」としている。そして、法語の書かれた時期は分からないが、冬至を示す「一陽佳節」に書かれたものであり、7個の大吉が書かれていることから「七大吉文」とも称されている。
南無帰依仏法僧宝、七仏二十八祖、東土六祖、一家の祖師、洞家の師資、寺院を建立す、道を伝え号を授く、人天を教化す、安穏太平、雲衲大いに集まる、寿運繁昌、万事意のごとく豊かに足る。弘法大吉、大吉大吉。
一陽佳節大吉。希玄
大吉大吉大吉。
なお、道元禅師ご自身は他にも『立春大吉文』を書いている。さらに、次のような上堂にも、「大吉文」についての指摘がある。
道元禅師が冬至に記したとされる祈願の法語である。
【内容】
面山瑞方は『訂補建撕記』にて、「摂州浪華天満の天徳寺之室中にも、冬至の大吉あり、字数七十有八」と記録されているものの、原本は伝わっていない。しかし、寛政3年(1791)に天徳寺11世の白如明庵が石版刷りによって、縁故の者に分配したものが大阪府池田市内の正福寺に所蔵されている。
道元禅師は自らを「希玄」としている。そして、法語の書かれた時期は分からないが、冬至を示す「一陽佳節」に書かれたものであり、7個の大吉が書かれていることから「七大吉文」とも称されている。
南無帰依仏法僧宝、七仏二十八祖、東土六祖、一家の祖師、洞家の師資、寺院を建立す、道を伝え号を授く、人天を教化す、安穏太平、雲衲大いに集まる、寿運繁昌、万事意のごとく豊かに足る。弘法大吉、大吉大吉。
一陽佳節大吉。希玄
大吉大吉大吉。
なお、道元禅師ご自身は他にも『立春大吉文』を書いている。さらに、次のような上堂にも、「大吉文」についての指摘がある。
月一を生ず、筆を把って大吉を書く。月二を生ず、明々たる祖師意。月三を生ず、千古瞿曇を屈す。 『永平広録』巻2-168上堂
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