つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

荊巖慧璞（？〜1782）の著作で、曹洞宗の寺院伽藍に配置される仏・菩薩像や、様々な法器、食作法、洗浄作法など、あらゆる事相面について詳述された体系的な内容である。明和7年(1770)の自序があることと、文中に明和4年の字句が見えることから、その頃に撰述され、安永4年(1775)に刊行された。全１巻。現在では『曹洞宗全書』「清規」巻で見ることが出来る。

【内容】

本著は、事相面に疎い新学の僧のために著されたようだが、広く先学に聞き、遍く諸書を渉猟したもので、労苦が窺われる。具体的な項目名は以下の通り。

・三門
・両金剛神?
・羅漢
・仏殿
・阿弥陀仏?
・釈迦牟尼仏
・弥勒仏?
・文殊菩薩?
・普賢菩薩?
・摩訶迦葉尊者
・阿難陀尊者
・伽藍堂
・伽藍神
・大権修理菩薩
・土地神
・祖師堂
・達磨大師
・法堂
・方丈
・禅堂
・聖僧
・憍陳如尊者
・衆寮
・観世音菩薩
・龍天護法善神
・白山妙理大権現
・斎堂
・韋駄天神
・庫院
・大黒天神
・鬼子母神
・荒神
・開山堂
・祠堂
・経蔵
・傅大士左右普建普成
・浴室
・跋陀婆羅菩薩
・東司
・上廁之式
・小解
・烏芻瑟摩明王
・鎮守社
・監斎使者
・鐘楼?
・鼓楼?
・雲版
・木板?
・木魚
・椎
・磬
・小磬
・引磬
・鐃鈸
・手炉
・数珠
・錫杖
・浄瓶?
・漉水嚢
・三衣
・坐具
・褊衫
・裙子
・直綴
・鉢
・鐼子
・払子
・拄杖
・竹箆
・如意
・笏
・禅板
・禅杖
・坐蒲団
・朝粥
・午斎
・食法
・三鉢羅佉多?
・三徳六味
・十仏名
・出生
・折水
・後唄
・施餓鬼?