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【定義】

鉄囲山とは、鉄輪囲山(玄奘は、このように訳す)ともいい、仏教の世界観では須弥山を中心に九山八海が取り巻いているが、その最も外側の鉄で出来た山を、鉄囲山といい、その外界中にあるのが、我々の住む世界である南閻浮提であるとされている。また、三千世界の各々を、1つの鉄囲山が囲むという。また、この鉄囲山は、大鉄囲山と小鉄囲山の二重になっていると考えられており、これらを総じて二鉄囲山という。
南泉衆に示して曰く、文殊・普賢、昨夜仏見法見起きて、毎人二十棒を与えて、二鉄囲山に貶向し去るなり。 『真字正法眼蔵』下−58

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