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【定義】

八大人覚の一。戯論せざること。戯論とは、仏道修行には役に立たない無益の論のことであり、内容には、真理に対して異見を立てる諍論と、法相の名目に枝葉に関わる諍論の二種がある。しかし、この両方ともに、悟道には益がない。
八には不戯論。(証の分別を離るるを、不戯論と名づく。究尽せる実相は、乃ち不戯論)仏言く、汝等比丘、若し種々の戯論は、其の心、則ち乱る。復、出家すと雖も、猶、未だ得脱せず。是の故に比丘、当に急に乱心・戯論を捨離すべし。汝等、若し寂滅の楽を得んと欲はば、唯、当に善く戯論の患を滅すべし。是を不戯論と名づく。 『正法眼蔵』「八大人覚」巻

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