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【定義】

菩薩として修行すれば、到ることが出来る仏の位のこと。曹洞宗では、特に正師の教えに従った只管打坐により、仏位に到るとする。
仏子と云フは、仏教に順じて、直に仏位に到らんためには、ただ教に随ツて功夫弁道すべきなり。その教に順ずる実の行と云フは、即チ今の叢林の宗とする只管打坐なり。 『正法眼蔵随聞記』巻2-1

なお、菩薩戒の根本聖典である『梵網経』にある偈に於ける「仏位」の解釈は、重要な課題である。
世尊明らかに一切衆生の為に示しまします、「衆生仏戒を受くれば即ち諸仏の位に入る、位大覚に同うし已る、真に是れ諸仏の子なり」と。 『修証義』「第三章受戒入位

仏位とは、大覚と位を同じくすることであり、仏道入門の受戒時にそれが実現する意義については、議論の絶えないところである。

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