【定義】
��仏祖を礼拝すること。朝課諷経や授戒会などで、過去七仏・西天二十八祖・東土二十三祖以下、曹洞宗の伝灯祖師の名号を唱え、唱導師の一唱一礼に従い大衆や参集の者が礼拝すること。
��面山瑞方が『洞上僧堂清規行法鈔』巻５にて定めた「別行法式十八條大綱」に含まれる仏祖礼法のことで、『洞宗仏祖礼』として刊行された。
【内容】
仏祖への礼拝については、道元禅師の記録が参照されるべきである。
自らの嗣法を秘匿したと伝えられる天童如浄禅師が、道元禅師にその仏祖を礼拝頂戴させたということは、この段階で、如浄禅師からの嗣法が行われていたのであろう。なお、残念ながら、この時の具体的な差定は不明で或る。
現在、朝課諷経に於いて仏祖礼を行うのは、「祖堂諷経」の回向中に於ける「五十七仏」のことである。なお、現行『行持軌範』に依れば、「仏祖礼は住持、大衆共に礼拝するのが本義である。したがって、住持のみ礼拝するのは如法でない。礼拝の数は、七拝以上、適宜これを行う。ただし、時の宜しきにしたがう」（11頁）とある。
また、授戒会中の場合には、小鐘一会に始まり、回向中に、朝課同様「毘婆尸仏大和尚」から、現戒師に至る伝灯の仏祖号を、一仏ずつ挙唱し、大磬一声にて、四衆「南無三世諸仏」と声を引いて唱和礼拝し、現戒師に及ぶ。現戒師のみ三度唱礼する、とされる。
��仏祖を礼拝すること。朝課諷経や授戒会などで、過去七仏・西天二十八祖・東土二十三祖以下、曹洞宗の伝灯祖師の名号を唱え、唱導師の一唱一礼に従い大衆や参集の者が礼拝すること。
��面山瑞方が『洞上僧堂清規行法鈔』巻５にて定めた「別行法式十八條大綱」に含まれる仏祖礼法のことで、『洞宗仏祖礼』として刊行された。
【内容】
仏祖への礼拝については、道元禅師の記録が参照されるべきである。
道元、大宋国宝慶元年乙酉夏安居時、先師天童古仏大和尚に参侍して、この仏祖を礼拝頂戴することを究尽せり。唯仏与仏なり。 『正法眼蔵』「仏祖」巻
自らの嗣法を秘匿したと伝えられる天童如浄禅師が、道元禅師にその仏祖を礼拝頂戴させたということは、この段階で、如浄禅師からの嗣法が行われていたのであろう。なお、残念ながら、この時の具体的な差定は不明で或る。
現在、朝課諷経に於いて仏祖礼を行うのは、「祖堂諷経」の回向中に於ける「五十七仏」のことである。なお、現行『行持軌範』に依れば、「仏祖礼は住持、大衆共に礼拝するのが本義である。したがって、住持のみ礼拝するのは如法でない。礼拝の数は、七拝以上、適宜これを行う。ただし、時の宜しきにしたがう」（11頁）とある。
また、授戒会中の場合には、小鐘一会に始まり、回向中に、朝課同様「毘婆尸仏大和尚」から、現戒師に至る伝灯の仏祖号を、一仏ずつ挙唱し、大磬一声にて、四衆「南無三世諸仏」と声を引いて唱和礼拝し、現戒師に及ぶ。現戒師のみ三度唱礼する、とされる。
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