【定義】
面山瑞方
禅師による『
宝慶記』の講義を、門人の
斧山?玄鈯禅師が筆記したもの。『宝慶記随聞記』とも呼称される。明治11年(1878)に古知知常が叙を付して、森江左七より発刊した(乾坤2冊本)。なお、現在は『
曹洞宗全書』「
注解?四」巻で容易に閲覧可能である。
提唱年次等は不明ではあるが、乾巻の冒頭に「彫宝慶記序」について講義されており、自身による『宝慶記』(明和8年[1771]開版)の校訂(寛延3年[1750])以降であろう。本文全体は、面山禅師一流の丁寧な講義がなされている。
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