【定義】
道元禅師が、
大仏寺の
仏殿を建立するために地を曳いたときに書かれたもので、
本尊である釈迦仏を自作することを誓われた内容となっている。瑞長本『
建撕記』に収録されているが、寛元2年(1244)8月14日に書かれたと推定されている。
一生の大願に、かまえて釈迦仏自ら手らつくりまいらせばやと願念つかまつりそろ。余命はしらずそろえども、ねがうところわこれにてそろ。細工骨そろはでかなはず、そろわんずらめども、心ざしばかりわ、手ら自ら何年にてもつくりまいらせたくそろ。 春秋社本『道元禅師全集』第7巻、抄録
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