つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

ありとあらゆるものが移り変わって、少しも留まらないこと。何ものも静止しないこと、固定しないこと、いつかは無くなること。移り変わること、変遷すること、この身が儚いこと。永久に存続することはないこと。対義語は常住。

世のすえには、まことある道心者、おほかたなし。しかあれども、しばらく心を無常にかけて、世のはかなく、人のいのちのあやふきこと、わすれざるべし。　『正法眼蔵』「仏道（道心）」巻