【定義】
衆生を
利益すること。
一切衆生に利を及ぼすこと。
あるがいはく、衆生利益のために貪名愛利す、といふ。おほきなる邪説なり、附仏法の外道なり、謗正法の魔儻なり。なんぢがいふがごとくならば、不貪名利の仏祖は利生なきか。わらふべし、わらふべし。又、不貪の利生あり、いかん。又そこばくの利生あることを学せず、利生にあらざるを利生と称する、魔類なるべし。なんぢに利益せられん衆生は、堕獄?の種類なるべし。一生のくらきことをかなしむべし、愚蒙?を利生に称することなかれ。 『正法眼蔵』「行持(下)」巻
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