後来、智聰といふ小児子ありて、祖師の一道・両道をひろひあつめて、五家の宗派といひ、人天眼目となづく。人、これをわきまへず、初心晩学のやから、まこととおもひて、衣領にかくしもてるもあり。 『正法眼蔵』「仏道」巻