つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 一生補処
【定義】

あと一回の生涯だけ、迷いの世界を生き抜けば、次の生涯には仏となることが出来る地位のこと。一生を過ぎれば、仏の処を補うべき位にいる菩薩のこと、一生所繋菩薩。そして、その場所を第四天兜率天などという。大乗仏教では、現在、弥勒菩薩がその位にあると考えることが多い。
護明菩薩とは、釈迦牟尼仏、一生補処として第四天にましますときの名なり。 『正法眼蔵』「一百八法明門」巻