つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 一毫
【定義】

「毫」というのは、長さの単位で1/10000尺のこと。一毫とは、具体的な長さというよりは、非常に短いこと、小さいことの喩え。わずか。
世尊在世に一毫もたがはざらんとする、なほ百千万分の一分におよばざることをうれへ、およべるをよろこび、違せざらんとねがふを、遺弟畜念とせるのみなり。これをもて多生値遇奉覲をちぎるべし、これをもて多生見仏聞法をねがふべし。 『正法眼蔵』「仏道」巻