【定義】
直系の子孫としては、8親等を意味する用語ともされるが、
道元禅師などが使用される場合は、「遙か遠くの世代の弟子」の意味。
般若多羅?尊者は、天竺国東印度?の種草なり。迦葉?尊者より第二十七世の正嫡なり。仏家の調度ことごとく正伝せり。頂𩕳・眼睛、拳頭・鼻孔・拄杖・鉢盂、衣法・骨髄等を住持せり。我等が曩祖なり、我等は雲孫なり。 『正法眼蔵』「看経」巻
上記の通り、道元禅師は
西天二十七祖の般若多羅尊者(菩提達磨尊者の師)に対して、自らを「雲孫」と名乗っているが、同じ数え方で五十一祖となる道元禅師は「8親等」の位置にいないことは明らかである。