つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 加藤景正
【定義】

鎌倉時代前期の陶工で、瀬戸焼の元祖ともされる人である。通称は四郎左衛門、または藤四郎。号は春慶。

生没年:仁安3年?(1168)〜建長元年?(1249)
出身地:不明

【内容】

陶工で有名な瀬戸や美濃で、その元祖として語り継がれている人物であるが、不明な点が多い。なお、道元禅師一行とともに、貞応2年(1223)に南宋に入り、5年後に帰国して、尾張国(現在の愛知県)の瀬戸で陶器に適した土を見つけ、窯を開いたともいう。

ただし、道元禅師の古い伝記には一切名前が見えず、その実在や、道元禅師との関わりについては疑問視されている。