【定義】
本来の意味は、
仏教以外の教え、またそのような教えを信奉する者を指し、端的に「
仏道以外」という内容でしかなかった。インドでは、
釈尊の同時代に六師外道がいたとされ、
仏教からは異説として録された。
たとひかみひげをそれども、袈裟を受持せず、袈裟をにくみいとひ、袈裟をおそるるは天魔・外道なり。 『正法眼蔵』「伝衣」巻
なお、後代にはこれに他人への軽蔑の意が加わって、無頼の徒などを糾弾する語として使われている。最近では、「
邪魔外道」は「
余道」という表現に置き換える場合が多い。