つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 外道
【定義】

本来の意味は、仏教以外の教え、またそのような教えを信奉する者を指し、端的に「仏道以外」という内容でしかなかった。インドでは、釈尊の同時代に六師外道がいたとされ、仏教からは異説として録された。
たとひかみひげをそれども、袈裟受持せず、袈裟をにくみいとひ、袈裟をおそるるは天魔・外道なり。 『正法眼蔵』「伝衣」巻

なお、後代にはこれに他人への軽蔑の意が加わって、無頼の徒などを糾弾する語として使われている。最近では、「邪魔外道」は「余道」という表現に置き換える場合が多い。